ステマとは「ステルスマーケティング」を略した言葉で、企業やお店から金銭を貰っているのも関わらず、中立な立場で商品やサービスを紹介するなどの行為です。広告を行っているのに、偶然見つけた商品みたいな感じで広告する。いわゆる「サクラ行為」です。

よく芸能人やSNSのインフルエンサーがやって非難を浴びるやつです。

ではなぜステマがいけないのでしょうか?

1.消費者を騙している

ステマは前述したとおり、口コミや評判を偽装することで自社商品へ興味を持ってもらい最終的には自社の利益に繋げようとしています。

これらは売り手目線でしかなく、消費者目線を無視した行為です。純粋に口コミや評判を参考にして吟味したいと考える気持ちを踏みにじる行為なので、ステマはダメなのです。

2.業界全体が信用されなくなる

過去に、食べログやペニーオークションなどで大規模なステマが行われたことが発覚しましたが、それぞれのサービスに対してだけでなく、ネット業界や関連有名人など広い範囲に対して不信感をもたらすこととなります。一度ステマが発覚すると業界に対しての不信感が強まり、買い控えなどが出てネット業界全体に不利益が生じます。

そうなると真っ先に淘汰されるのは、食べログや楽天のような巨大サービスではなく、小規模ネットショップ群です。ステマは事業者にとっても、業界にとっても、何よりユーザーにとっても負のスパイラルしか生み出しません。

3.ハイリスク・ローリターン

大阪のシステム会社は、月額8万円で口コミを150件投稿するというサービスを提供していました。ここだけを見ると、通常の広告よりは安く感じます。

ステマという言葉が生まれて以来、SNS(主にTwitter)で、ステマ疑惑がある企業を見つけてきたユーザーが拡散し、情報が一気に広まるという現象がたびたび起こっています。

昨年の11月にも、小学校4年生を語る者が衆議院解散についての問いかけを提示したホームページを公開し、民主党のヤラセなのではないかとTwitterを中心に大炎上しました。それを見たTwitterユーザーがドメイン情報まで調査してドメイン管理団体を晒す事態にまでいたりました。(ネット調べ)

 

いずれにしても、人をだます行為はダメです。

ビジネスは嘘があっては成り立ちませんから。

 

スマイル大事!

今日も1日しあわせでありますように!