先日ある衝撃的な記事を見つけた。
有名なムンクの「叫び」は、本当は叫んでいないという記事。
いままで、何かを叫んでいる様子を描いていたと思っていた。
ノルウェー・オスロにあるムンク美術館のスタッフによると、「『叫び』の絵は、人が叫んでいるのではなく、自然をつんざく叫びが聞こえているんです」と。
この美術館はムンクの作品だけを展示する、いわばムンクファンの聖地ともいえる場所。
ムンクは『叫び』について、以下のように書き残している。
「二人の友人と外を歩いていると、太陽が沈み始めた。見る見るうちに空が血のように赤く染まる。私は疲れを感じて立ち止まり、フェンスにもたれかかる。蒼黒いフィヨルドと街の上空が血と炎で彩られる。友人たちは歩みを続ける。私はそこに突っ立ったまま不安に身を震わせる。自然をつんざく終わりのない叫びを感じて」(『ムンク ムンク・オスロ博物館』より)
なるほど、そう言われれば、叫んでいるのではなく、叫びにおののいて耳をふさいでいるように見える。
そして、耳をふさいでいる人物はムンクではない。
この絵は「エドヴァルド・ムンクという画家の『叫び』(英語では『Scream』)」という作品である。
私の知識不足で、勘違いをしている事がまだまだありそうだ。
今日も1日しあわせでありますように!